Honda Insight インサイトが失敗する理由 2009年6月版
プリウスに似すぎた外観
実際、プリウスとインサイトを並べると、一回りインサイトが小さいし、フロントセクションのデザインはかなり違う。けれども、遠目に見た外観スタイルは、やはり同じに見えてしまう。ホンダのプリウスで定着してしまいそうな気配。さらに、プリウスに似るのを避けるからなのか、6ライトにしなかったために、斜め後方視界が悪いという残念な結果に。
また、インサイトの寝かせたハッチバックの弱点は、大きな開口部ができてしまい、重いハッチを支えたり、剛性を確保したりするため、どうしても重量がかさむこと。フィットよりさらに大きなハッチなので、かなり重くできてしまっている。(プリウスも同じだけど)。
例えば、ハイデッキなノッチバックスタイルにすれば、負圧が起きてドラッグも増えて、リフトしやすいのだけれど、ディヒューザーをきちんと作り込むなり、もっと研究の余地があるのでは。NSXのようなリアセクションも可能なのでは。
インサイト VS プリウスになってしまった原因も、似た外観にあると思う。シビックのハイブリッドモデルがあるのに、全く話題にのぼらないのだから。まあ、ホンダの方々は、インサイト VS プリウスになっても勝負にならないのは分かりつつ、出してきたのだと思う。
インサイトのLPLの関さんはがんばったと思うんですよ。200万円を切れれば、ハイブリッドに目を向けていただけると。で、リッター30キロメートルを達成して、先代プリウスにようやく追いついた。
本当にハイブリッドの必要があったのか
確かに高速での燃費性能は、良いみたいだけれども、かなり軽量化したのであれば、1,500ccのノンハイブリッドにした方がもっと良いのでは? それこそスタイルで売るのであれば。
重いバッテリも積まず、かなり安く作れると思うのですけれど。CR-Zもしかり。
後席の狭さは、大問題
フィットに遠慮したからなのか、後席の頭上空間は日本人ならまだしも、欧米では無理がある。
アメリカで、月に3,000台程度しか売れないのは、計算外なのではないでしょうか。後席が狭すぎるからなのでは。それともまだアメリカに回せる生産余力がないのか、夏以降期待したい。
決して安くないよインサイトは
そもそも、今までのプリウスが高すぎた。ようやくハイブリッドでも収益の上がるタイミングで、都合良くインサイトが出てきてくれたので、値段を同じにしてぶつけることができた。ただ、こんなに売れると思わなかったので、年内に納車できないプリウスは果たして補助金の対象になるのかどうか。たしか早い者勝ちですよね、補助金のキャッシュバックは。
旧フィットベースなのか?足回りの貧弱さ
足回りがひょこひょこしすぎ。重いバッテリを積むと、どうしてもオーバーステアになりやすい。それも遅れておつりが来るから怖い。で、無理矢理安全方向に振って作った印象。そうでなくても、VSA(横滑り防止)は標準で装備すべき。
無限 インサイトの足回りは、しなやかでかなり好印象。スポーティに振るのであれば、もっと足回りにお金をかけて欲しい。
ライバルは、フィットハイブリッド
来年末にはリリースされそうな、フィットハイブリッドが、インサイトの真のライバルです。フィットのLグレード(134万)+35万とすると、169万円!
インサイトより20万も安くて、後席も広々。インサイトの優位性は、スタイルと高速の時にほんの少し燃費が良いだけになりそう。
エコアシスト機能とかも、フィットハイブリッドには当然付いてくるでしょうし。
さらに、欧州シビックの5ドアのハイブリッドが出てきたりしたら、インサイトのいる場所が無くなるのではないかと。うまくいかなかったらすぐにあきらめて、次のモデルチェンジをしないのもホンダらしいですけれど。もったいないです。インサイトの開発からメンテまでのトータルのライフサイクルを考えたら、インサイトは、エコカーになのかどうか?
結果としてインサイトは、車好きユーザーの多いホンダの、新ハイブリッド戦線の露払いができただけで成功だったのかもしれない。
New Insight まとめ
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